バングラディシュ:新たなロックダウン 養鶏場経営への打撃

昨年の新型コロナウイルスによる経済的ショックから立ち直るのに苦労していた中小の養鶏業者は、現在のロックダウン措置によって新たな心配事に直面している。

コロナウイルスの第一波を受けて、多くの養鶏業者は大きな損失を被り、農場の閉鎖や事業の縮小を余儀なくされた。

昨年12月以降、人が集まる催しが復活し、一時期は低迷していた観光・接客業が活況を呈し、鶏肉や鶏卵の需要が高まるなど、状況が好転し始めていたのだ。農家はその状況を利用して、鶏肉を高値で販売していた。

4月5日からの7日間のロックダウン措置により、小売市場での価格が下がり、生産にも影響が出ている。

また、ラマダン開始と重なる4月14日から厳重な封鎖が実施されたことで、損失が拡大した。

断食月になると、パン屋やお菓子屋では通常、卵の需要が下がる。そのため、卵の価格が下がってしまったのである。養鶏業を営むシムル・ラナ氏は、この規制により卵の販売も減少したと述べた。

関係者によると、約98,000軒の養鶏家があったが、そのうち28%がパンデミックの影響で養鶏場を閉鎖することとなった。

養鶏業には、卵・肉の生産と孵化という異なる工程があります。大規模な農場ではすべての工程を行うことができるが、中小規模の農場では1つか2つの工程を主に扱っていることが多い。

新型コロナウイルスの影響以外にも、季節性の病気や飼料価格の高騰が損失を拡大させ、中小の養鶏業者に打撃を与えている。

養鶏場を管理する事務局の事務局長であるクオンダーカー・モーシン氏は、多くの養鶏場が度重なる損失に対応できず、養鶏場を手放すことになるだろうと懸念している。

バングラデシュ家禽産業中央協議会の会長であるモシウアー・ラーマン氏は、家禽農家は昨年のショックから回復に向かっており、利益を上げていたと述べた。

2月以降、約70%の養鶏家が政府から10,000~22,000Tkの現金奨励金を受け取っている。この奨励金は、パンデミックによって経済的損失を被った養鶏家を支援することを目的としている。

「この奨励金はある程度の支援にはなるだろう。しかし、コロナ禍の状況が悪化し続ければ、家禽農家の存続は難しい」とモーシン氏は語った。