バングラディシュ:大学教育と労働市場の需要のギャップ 大卒者36.8%が失業

ダッカ商工会議所(DCCI)のリズワン・ラーマン会長によると、従来の教育システムは学生が労働市場において必要とされる技能の獲得ができず、就職難を引き起こす原因になっていると述べている。

 

バングラデシュの労働者人口は約6350万人あり、2.2%(約20万人)の増加率で増加している。

しかし、大卒者の38.6%が失業に直面しており、それは大学側が労働市場に必要な技能を提供できていない証拠だと、ラーマン氏は「産学連携:ニューフロンティア」のウェビナーで述べた。

 

産学連携は、熟練した労働力と革新的な研究環境の開発を共同して行うことで、国の競争力を高めることを目的としている。

「大学は、学生に対して熟練した技能を保証するために、民間企業との協力が必要不可欠である。」とラーマン氏は述べた。

 

産学連携円滑にするためには、国際的に認定された技能開発研修プログラムを実施するとともに、質の高い大学院併設する研究大学を設立する必要がある。

ラーマン氏は、研究開発のため、大学と協力する民間企業に対して、免税などのインセンティブを提供することと、教育、研究、技能開発への公共投資を増やすことを求めた。

 

「産学連携を改善するためには、考え方を変える必要がある」とディプ・モニ教育相は述べ、民間企業に、持続可能で労働市場において必要とされる要件を満たす研究環境の確立のために教育に投資するよう促した。

「これからの大学教育は、教育と学位だけに焦点を当てるべきではなく、労働市場の需要にも目を向けていかなければいけない」とモニ氏は述べた。

「産業界と学術分野の間にはギャップがあり、このギャップを埋めるには、どのような技能が求められるのか要件を具体的に考えていかなければいけない。」コロナ禍の中、産学研究者間の二者間の協力がコロナウイルスの社会経済的影響を乗り越え、より成長していくためには必要不可欠である。