バングラディシュ: 2021年度G D P 下方修正必要か

 

アジア開発銀行(ADB)は、新型コロナウイルスの第2波と経済活動を制限する新たなロックダウン政策のため、バングラデシュの2020-21年度のGDP成長率に関する予測を縮小した。

ADBは、昨日発表した「Asian Development Outlook (ADO)2021」と題する年次報告書の中で、バングラデシュのGDP成長率は、景気刺激策の実施と貿易の回復により、2020-21年に6.8%まで回復すると予測していた。

しかし、ADBのバングラディシュ担当のマンモハン・パーカーシュ氏は、昨日の年次報告書の発表に伴う事実上のプレス・ブリーフィングで、「新型コロナウイルスの第2波が進行中であり、今後どう変化するかわからないため、これらの影響は報告書では考慮していない」と述べた。

そして、「コロナウイルスの蔓延により、現在の予測から少なくとも1%ポイント下方修正される可能性がある。」と付け加えた。

送金や輸出などの指標が上昇し、経済は回復の兆しを見せているが、パンデミックやロックダウンなどの最近の急増により、成長率の予測が損なわれる可能性があるという。

今回の報告書は、3月以前のデータに基づいている。

ADBの見通しによると、バングラデシュの2021-22年度のGDP成長率は、持続的な世界的回復の下で輸出と輸入の両方が持ち直していることから、7.2%へとさらに上昇すると予想されている。

また、政府は日曜日に、新型コロナウイルスの第2波による壊滅的な影響を受けた経済を反映して、21年度のGDP成長率予測を6.1%に2度目の下方修正を行った。

政府は当初、国内総生産(GDP)を8.2%増加させることを目標としていたが、その後、目標を7.4%に再設定した。

ADBのバングラディシュ担当者は、コロナ禍の中で、バングラディシュは、社会福祉や医療部門のさらなる改革、民間企業の競争力向上、ビジネスコストの削減、輸出の多様化、スキルの向上などに取り組まなければいけないと述べた。

そして、社会的セーフティネットの拡大、投資の強化、雇用の創出、大量のワクチン接種の確保、医療部門の改善は、第8次5カ年計画の目標を達成するための重要な優先事項であると見解を述べた。