2020年のメキシコのGDPは8.5%の急落を見せ、過去90年で最悪の結果に。

今年度の予測は3.9%~5.5%(楽観視された場合)となっている。

 

新型コロナウイルスの蔓延とその対策の影響による経済へのダメージに伴い、メキシコは世界恐慌以来最大の経済縮小を記録した。
国立統計地理情報院(INEGI)によって木曜日に発表された改訂・最終版のデータによると昨年のGDPは8.5%の急落を見せたとのこと。

これは1932年にGDPが14%以上低迷した時以来最悪の結果であり、1月にINEGIが速報データを基に発表した数値と一致するものであった。

 

2001年、2002年の経済縮小以来、メキシコは今世紀2度目の2年間連続のGDP下落に直面している。それ以前に数年連続で経済が縮小したのは1982年と1983年であり、メキシコが債務危機に陥っている時であった。

 

ロペス・オブラドール大統領は2018年後半に就任し、その6年間の任期の間、年間経済成長率が平均4%以上になることを約束している。
現状としてその値を達成することはほぼ不可能であるが、2021年には軌道が大きく回復されるとの見通しがされている。

ロペス・オブラドール大統領は今年は5%の回復を達成できると見通している。
可能性がないとは言い切れないが、他の予測より確実に楽観視されたものであることは間違いない。

 

国際通貨基金(IMF)や世界銀行は比べて悲観的な見通しをしており、GDPの成長率はそれぞれ4.3%、3.7%という予測をしている。
Citibanamexによる最新の調査では3.9%の成長が見込めるという意見が多数である。

 

今後の経済回復はメキシコの新型コロナウイルスのワクチンの一般化が鍵となる。
メキシコ政府は2.34億本のワクチンを確保するとの合意をしたものの、250万本の確保と190万本の投与のみしか達成できていないのが現状である。