アメリカ、ミャンマーの国有宝石会社に対し制裁を加える

アメリカ、ミャンマーの国有宝石会社に対し制裁を加える

 

米国財務省は、ミャンマーの軍事政府から資金を奪うという目的で、ミャンマーの国有宝石会社に対し政策を加えた。

米国財務省は、ミャンマー・ジェムズ・エンタープライズ(MGE)がミャンマー軍事政権にとって「重要な経済的資源」であると述べている。

MGEはミャンマーのヒスイ・宝石産業の大部分を監督しており、国内での許可証の取得やその規制、印税の徴収、ヒスイ・宝石のマーケティングを担っている。2019年の国連によるミャンマー軍の経済的利益についての報告では、多くの国有企業がミャンマー国内の経済において支配的な役割を果たしており、政府の収益の半分を生み出している一方、政府の予算の半分を支出し、公式経済の大部分を規制している、と述べられている。

また、同報告書によるとMGEの幹部のほとんどが元軍事指導者で構成されているとのこと。

ミャンマーは世界有数のヒスイの原産国であり、ルビーやサファイアなどの宝石類の主要な原産国でもある。Global Witnessによる報道では、公式に記録されているヒスイの産出量である16,684トンを基にして、2014年のミャンマーのヒスイは310億ドルの価値があると推定されている。

また、Extractive Industries Transparency Initiativeによる2018年の最新の統計によると、ヒスイの産出量は当時と比べて約2倍になっているとのこと。

アメリカ・イギリス両国は軍部とクーデタ―の指導者たちに対する制裁を徐々に拡大してきており、アメリカは国軍と繋がりのある他の宝石会社3社にすでに制裁を加えている。

今回の規制により、アメリカ人は、ミャンマーの天然資源・環境保全省の傘下の国有企業であるMEGとの取引が禁止されることとなった。