タイ工業連盟(FTI): コロナウイルスと自動車輸出 4月に向けて規制緩和を願う

タイ工業連盟(FTI)は、コロナウイルスの変異種の発生を防ぐため、欧州の一部の国が警戒態勢を強化していることから、低迷するタイおよび世界経済の回復に向けた取り組みが後退するのではないかと懸念している。

 

FTIの懸念は、タイが4月に向けてコロナウイルスを抑制するための措置を緩和する準備をしている中、バンコク西部のBang Khae地区でCOVID-19の新たなクラスター発生が報告されたことに起因している。

 

FTIのSupant Mongkolsuthree会長は、感染者数の多い国の一つであるイタリアが新たにロックダウンを実施したことから、FTIはヨーロッパの状況を注視していると述べた。

 

「変異種の発生が新たな流行につながり、多くの国がそれをコントロールできなければ、世界経済は縮小する可能性が高い」と述べている。

 

FTIは、各国で行われているワクチン接種が効果を発揮することを期待している。

 

医療専門家によると、ワクチンの効果に影響を与える可能性のあるウイルスの突然変異を防ぐために、各国はワクチン接種の取り組みを加速する必要があるという。ウイルスが変異するためには、ウイルスの感染者が必要だからである。

 

FTIの自動車クラブの副会長兼議長であるSurapong Paisitpatanapong氏は、「新たなCovid-19の発生は、世界経済にさらなる打撃を与え、輸出部門にも影響を与えるだろう」と述べた。

 

自動車をはじめとするタイの輸出製品は、今年1月以降、回復・拡大の兆しを見せているが、ロックダウン体制が再度行われれば、自動車産業も強い打撃を受けるだろう。

 

「欧州諸国への輸出は今のところ増加し続けているが、さらに注意深く状況を見守る必要がある」と述べた。

 

輸出に影響が出た場合、自動車メーカーは国内販売に頼らざるを得ず、その影響が緩和されることを期待している。

 

COVID-19事態管理センター(CCSA)の議長であるアピサマイ・スリランソン氏によると、CCSAは今週会合を開き、昨年12月中旬に新たに発生したCOVID-19を抑制するために実施された規制をさらに緩和することを検討するという。4月1日からの緩和は、州の予防接種計画に沿ったものになるとのこと。