タイ:コロナ第三波と進まない観光業復興

タイ:コロナ第三波と進まない観光業復興

JSCCIB  G D P成長率の低下を予想

タイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)は、現在進行中の新型コロナウイルスの感染拡大により、2021年のGDP成長率が1.5~3%に低下する可能性があるため、プーケットの観光業の復興という国の計画はうまく進まないだろう予測した。

このタイ王国内における第3波は、政府が7月1日からワクチンを接種した外国人に隔離をせずにでリゾート島への渡航を許可する計画を発表したことで、ある程度の回復が見込まれていた観光産業に影響を与えることになる。

プーケットでも4月1日以降、新たに242人の感染者を記録し、第3波の中での感染の急速な拡大が起こっている。

JSCCIBでは、全国で1日に1,000人以上の感染者が出ており、その数が減る気配がないことから、観光産業再開の計画は遅れると予想している。

JSCCIBの会長は、「コロナワクチンは、ビジネスの信頼を回復し、タイの経済を回復するために必要不可欠なものであるため、投与を早めるよう政府に要請した」と述べている。

タイ工業連盟(FTI)に所属する数千の工場は、輸入されたワクチンを購入し、労働者に提供していく意思を表明している。民間企業は1,000〜1,500万本の輸入を見込んでいるとのことで、最終的な数字はJSCCIBが算出すると付け加えた。

このワクチンの普及は、新たな経済刺激策と並行して実施されなければならない。

“FTIの会長は、「経済を前進させるために、政府は約2,000億バーツ相当の国家予算を使って、経済活動を復興させ、活性化させなければいけない」と述べている。

コロナ禍における先の不透明性により、JSCCIBは今年のGDP成長率の見通しを1.5-3%引き下げた。しかし、国際貿易の改善とインフレ率の上昇を見込んでおり、輸出は4〜6%拡大し、インフレ率は1〜1.2%になるとしている。

同会長は「政府が2,000億バーツを支出せず、新たな経済刺激策を提供しなければ、今年のGDP成長率はゼロになるだろう」と述べている。